オカルト 趣味 雑談

不気味で短めの怖い話を貼っていく

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1: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:22:08 ID:J8g

・「意味が分かると怖い話」は混ぜてない
・なるべくマイナーなの選んだ

2: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:22:24 ID:EoP

わくわく

3: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:22:30 ID:J8g

『原因』

一時期不眠に悩んで服薬していた頃。
朝起きたら床にタバコの吸殻が背の順に並べてあって、台所の電熱コンロがついていた
空気もかなり熱くなっていて正直びびった。翌日も同じだった。
火事の危険を感じ、ブレーカーを落として寝た。

翌朝、ブレーカーが上げられまたついていた
わざわざ椅子を持ってきて乗ってあげて、コンロつけて、椅子を戻したという状況。
これはやばすぎると判断し、かなり粘着度の高いテープを
何重にも重ねてブレーカーに張り、寝た。
翌日以降コンロがつくことは無く物凄くほっとした。
ある日仕事から帰宅し、玄関で靴を脱ぎつつ何となく扉の上のブレーカーを見た。

幾重にも張られたテープの上に、
凄まじい数のがりがりと引っ掻いたような爪跡が残されていた。
今はもうないが、あまりにも自分が怖く心底ぞっとした。

4: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:22:45 ID:J8g

『息子に怖い作り話をした』

俺には小学生の息子がいて夜、寝かしつけに絵本読んだり適当に作り話をするんだ。
ある時息子が「ちょっと怖い話して」って言うからちょっと考えて、
「朝になると息子君は起きるよね?
同じように、夜になるとオバケは起きて遊び始めるんだ」
ってオバケがフラフラ家に来て寝てない子を探す、みたいな話を思い付いて話し始めた。

「今日は何処の家を驚かそうかなー」
「お、ここにしよう、何々○○って家だな」
息「え、もしかして家?」
「おじゃましまーす、お、この部屋には犬がいるぞ」
息「はなちゃんだ!」
「こっちの部屋はなんだろうな、お、誰かいそうだな」
息「じじとばばかな?」
って感じで家の中をオバケが見て回って、
最後寝室に来るまでに寝なきゃねって感じにしようって思ってたんだ。

「よし一階は見終わったな、次は二階に移動するぞー」
いつの間にか息子は目を瞑って、完全にオバケ視点で話を聞いてたんだ。
そのまま寝るかなって思って話を続けてたけど、二階の子供の遊ぶ部屋に入った時息子が、
息「あれ?クローゼットの中に赤い服の子がいるねー」って言い出したんだ。
そこで、あれこれってもしかして家の中を想像して家族以外が見えたらってヤツじゃん?
って気付いて無理矢理話を終わらせて寝かしたんだけど、
無意識にまずいことしちゃったかなーって思ってたんだ。

最近息子がその部屋で誰かと喋ってんだよな。

8: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:24:48 ID:rsj

>>4 家の中想像して知らない人がいたらのやつ
せっかく忘れかけてたのに思い出した ふざけんな!

5: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:23:08 ID:J8g

『山の標識』

知り合いと一緒に、靭帯切った友人のリハビリを兼ねて低い山に三人で登った。
地図は用意してあったのだが、中級向けで且つ時間もトータルで4時間ぐらいなので
舐めてしまって、分かれ道の度に地図を見る手間を惜しみ、
分かれ道にある標識を頼りに歩くと、そのまま迷子になってしまった。
来た道を引き返せば問題ないので、地図をチェックしながら引き返した。

その際、地図を見ながらチェックしたのだが、
標識が何か所も向きがおかしくなっていたり、
木に巻き付けるテープがより危険な方向に移動していたりと、
明らかに『悪意』を持った人間がいる事が分かった。

入山届を入れるポストに、状況や経緯を書いたメモ書きを入れておいたが、
中級レベルでも簡単に人は◯ぬんだよな。
2000年から今までに20人以上亡くなっている山なのに、
そういう事をするやつが未だに居るのが怖いわ。

51: となりのアオシバ 19/05/11(土)23:08:25 ID:GOA

>>5
これほんまにあるんよな
標識のイタズラってマジであるみたい

6: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:23:33 ID:J8g

『ホームカメラの映像』

詳しくは覚えてないから何の事件か思い出せないけど、
母親と子供が遊んでるのを固定したホームカメラで撮ってて、
母親が席を外した時に、夏だってのに全身黒ずくめの長袖の、
ものスゴイ髪の長い女が笑いながら走って来て、
そのまま子供連れ去って行くっての誰か知らない?
その後戻って来た母親が子供探してるって映像。

7: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:24:20 ID:J8g

『文字起こし』

在宅ワークで動画編集をしているんだけど、その中に不可解なものが混ざっている事がある。
普段は会社のプレゼン、セミナー、解説教材、結婚式などの動画が多い。
その中に混じって、ひたすらお経を読む映像があったりする。
それもほんのりと怖いんだけど、私が見た中で一番怖かった映像の話をします。

その映像は何も映っていない真っ暗な画面からスタートします。
次第にゆっくりと時間をかけて女性のような人の顔が浮かんで来るんです。
おそらく目の錯覚を利用した映像なのでしょうけど、依頼内容が文字起こしだったので全部見ました。
見終わってクライアントに連絡。

「音声は一つも確認できなかったので、文字入れはしていません。
申し訳ないのですが、それでも料金は頂きます」
そう伝えた所、クライアントはあっさりと了承。
料金は文字起こしの場合、1分あたりが50円。
400分の映像だったので2万円いただき、再度依頼されました。
『今度はしっかりと音を大きくして文字起こししてください』
そう言われてしまい、もう一度同じファイルの映像を見る事になりました。
この時、心の中ではタダで2万円感覚だったのですが認識を改めました。

今度は違う位置に男性の顔が現れ、
「あぁ…」「がぁ…」「しにたい」などの音声がありました。
夜中に作業していたのでとても怖かったのですが、きちんと文字入れして確認作業をした所…
そのコマでそんな言葉は発せられていなかったのです。
そして映像を見るとまたもや違う顔が…
これは目の錯覚なんだ!そう言い聞かせながらも新しく聞こえた声を上書き。

クライアントは
『丁寧なお仕事ありがとうございました。また縁があれば依頼したく思います』
と最高評価を私に付け、それから依頼は無いけど、個人的にすっごく怖かったお話でした。

9: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:25:06 ID:J8g

『作曲家』

ある天才ピアノ作曲家がいた。彼は物心付いた時から人と会う事を極端に嫌い、
作曲の依頼も手紙で打ち合わせて楽譜を送りつけるといった徹底主義で、
クライアントも彼の顔すら知らなかった
「最後くらいは、自分のために作曲したい」と言い残した彼の遺作は、
腕が二本では絶対に弾けない曲だったという

16: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:29:47 ID:2Zs

>>9
しんじようとしんじまいとっぽあ

10: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:25:41 ID:J8g

『ある日突然』

統合失調症という診断を受けた、引きこもりの弟から聞いた話。

5年前、まだ全く正常だったころ、
街中を一人で歩いていると突然一人の女性に話しかけられたそうだ。
これがかなりの美人で、少し不審ではあるが悪い気はしない。
弟は下心もあってしばらくその女性との立ち話に付き合うことにしたらしい。
驚くことに話も非常によく合う(弟は当時結構なアニオタだった)
嬉しくていよいよ声のトーンが上がっていったのだが、
その時になって、ふいに自分が通行人から奇異な目で見られていることに気づいた。
あまりいい気分でもないので、場所を変えることを提案しようと女性に向き直ると、そこには誰もいない。
周りの人々は、携帯も持たずに一人で楽しそうに会話する弟に不審の目を向けていたのだ。

それ以降、弟は幻覚を見るようになった。

バイト先で「この荷物をどこそこへ運んでくれ」と言われたからその通りにしようとすると、
店の外から店長が入ってきて、「その荷物はそっちじゃない。
あっちの倉庫においてきてくれ」なんて言うから、それに従う。
そうすると後になって店長が、「何故指示通りの場所に持って行かなかったんだ!」と怒る。
「あなたがそういったんじゃないか」と反論しても「馬鹿なことを言う」と一蹴され、
その後も同じようなことが何度も続くので、とうとうバイトをクビになってしまった。

道を歩くと必ず誰かに話しかけられるようになった。
その中には見知った友人の顔もあったが、それも幻覚であるときのほうが多かったという。
道路を走る車の中にも幻覚の車が大量に混ざっているらしい。
信号が青に変わっても横断歩道の上を絶え間なく走りぬけていく車を、
平然とすり抜けて歩いていく歩行者を見て、弟は家に引きこもることを決意したそうだ。

「ストレスとか、うつとかそういうのがあったわけじゃないはずなんだ。
ある日突然、何の兆候もなく世界がおかしくなった。何を信じればいいのか、もうわからない。
この悪意のある幻覚が続く限り、俺はもう外に出られない」弟はそう言った。

この話を俺にするのはこれで6度目だという。
俺はこんな話を聞くのは初めてだったが。

11: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:27:25 ID:J8g

『滑落』

エベレストとか本格的な登山になると、道中にはたくさんの危険がある。
滑落、雪崩、クレバスとか色々あるが、
滑落では下まで落っこちても、マレに助かっちゃう人がいるそうな。
登山途中、時々だが、そういう人が助けを求めて手を振っているのが、
はるか下の方に見えることがあるらしい。
ところが、そこは険しい谷底だったり、ヘリはおろか人も降りていけないような所。

じゃあどうするか。遭難者がそこにいるのが見えている。必◯に助けを求めている。
でも、どうしようもない。
見なかったことにするんだそうである。
必◯に手を振っていても、大声で叫んでいても、
気づかなかったことにするんだそうである。助けられないから。

人が生きていて、その姿も見えるのに、見○しにするしかない。
必◯になって手を振っていようが、叫んでいようが、もうそれは『◯人』なのだ。
って考えるとものすごくコワかったな。俺は。

12: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:28:01 ID:tY7

いいね!こうゆう話好きやわ

13: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:28:08 ID:rsz

見てるで

14: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:28:21 ID:J8g

『スガタさーん』

友人の話。山小屋に仲間数人で泊まった時のこと。
夜中にトランプゲームで盛り上がっていると、いきなり誰かの声が呼ばわった。
「スガタさーん」

皆驚いて顔を見合わせた。声は玄関の外から聞こえてきたからだ。その場に、スガタという名字は二人いた。
「おい、呼ばれているぞ……っていうか誰が呼んでるんだよ?」
「どちらのスガタが呼ばれてんだ?」
時間はかなり遅く、誰かが真っ暗な山を登ってきたとは考え難い。
大体、何故声の主は小屋の中に入ってこようとしないのか。
皆が黙りこくる中、声はしつこく何度も呼び掛けてくる。
このままでは埒があかないと、友人は一人、玄関の方へ確認しに行く。
他の皆が息を○しながら見つめている前で、ドアがゆっくりと開けられた。
外には何もいなかった。ライトで辺りを照らしてみたが、動く物の気配はない。
「何だったんだ、一体」友人はホッとしながら、そして同時に不気味に思いながら、ドアを閉めた。
気を取り直してゲームを再開したが、少し経ってから、また声が聞こえた。

「スガタさーん」
先程より、声が大きい。皆、一言も発せられず、玄関を睨み付けた。
今度は誰も、外を確認しようと立つ者はいない。
声は調子も変えず、延々とスガタの名前を呼び続けている。何度目の呼び掛けだっただろうか。

「スガタさーん……グエッ!!」
唐突に声は途切れ、それからは何も聞こえなくなった。
とても一人では確認する気になれず、皆で一緒にドアを開けることにした。
先程と同様、やはり外には何も見えなかったという。
しかしどうにも気味が悪く、交代で番をしながら、夜が明けるのを待った。
無事に朝を迎えて、やっと一息つくことが出来たという。
「夕べのアレは何だったんだろう?」などと話しながら出発の準備をしていると、
外に出た一人が大声を上げた。悲鳴のような声だった。

慌てて駆けつけると、玄関のすぐ前に、大きな猿の◯体が転がっていた。
血の匂いがする。猿は完全に頭を叩き潰されており、俯せの状態で地面に倒れ込んでいた。
誰かの手によって、後ろから殴り○されたかのように見えた。
誰もが困惑した。昨晩確認した際には、その場に猿の骸などなかったのだ。
いつこの猿は○されたのか?猿とあの声とは関係があったのか?
いや、そもそもこの猿を○したのは何者なのか?
いくら考えても答えは得られず、仕方なく猿を埋葬して下山することにした。
猿は小屋から離れた場所に埋めたらしい。

その際、友人は奇妙な事に気がついたという。
「猿の頭は完全に潰されてたんだけど、その付近にさ、黒い髪の毛みたいな毛が、何本も混じってたんだよ。
ミンチになった肉と混じってわかりずらかったけど、体毛とはまったく違ってた。
何て言うかさ、それを見て気持ち悪い想像しちゃって。
……あの猿、実は頭が人間だったんじゃないかって」

彼らは今でも山を続けているが、その山小屋は、二度と使っていないそうだ。

75: となりのアオシバ 19/05/12(日)00:22:37 ID:B73

>>14
呼んでる奴が怪異かと思いきやそいつ普通に○されてるのが謎だな 一体何なのか

15: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:29:22 ID:J8g

『ダビングできる昔のビデオテープ』

友人が駅前のビデオ店から、ダビングのできる昔のビデオを借りてきた。
たしかゴッド・ファーザーの1だったと思う。
それをデジタル・ビデオ・カメラにダビング、それをハードディスクにとりこんで、
ビデオの編集ソフトで5分に1回くらいの割合で、首吊り◯体の映像を1/24秒間くらい挿入した。

そして借りてきたビデオに上から再録画して、ビデオ店に返した。
そうしたら本当に去年の11月の今年の2月にかけて、友人の家の近辺で自○が相次いだそうです。
私はロルフ・デーケンの『フロイト先生のウソ』を読んでいましたので、
サブリミナルはインチキだと思っていますが、
それ以来、レンタルで昔のビデオは借りなくなりました。

17: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:30:05 ID:J8g

『音声認識』

いつも会社の戸締りを任されているんだけど、昨日も17時半に仕事が終わり、
社内には自分とオカルト好きの同僚だけになったんで、居残って怖い話をしてたわけ。
で、18時になってその同僚も帰り、自分も片付けて「さぁ帰ろう」と思った時、
ポケットに入れているスマホから「ピポッ」って音がした。

「ん?」
聞き覚えのある音だ。これは・・・音声認識の確認音だ。
おかしいな、手が当たったのか?
でも、いつもポケットに入れる前にロックをかけるはずなんだけどな・・・。
ポケットから出して画面を見てみると、やはり音声認識が作動したようだ。
で、検索結果に、
『あああああああああ』
と出ていた。「うわっ」思わず画面を消した。
会社には誰もいないし、有線の音楽も切っていた。
一人だったので、もちろんしゃべったりもしていない。
会社はほぼ無音状態だった。

んで今日。オカルト好きの同僚に話すとものすごく食いついてきたので、
wktkしながらいろいろ試してみた。まず、音声認識ボタンを押したままポケットに入れてみた。
結果は、「音声がきこえません」だった。次に、スマホの横で書類とかをガサゴソやってみた。
結果は、「該当なし」

やっぱり昨日のあの状態で、『ああああああああ』と認識されるとは到底思えない。
今度は普通に「あああああ」としゃべってみた。
結果は『あああああ』と出た。そりゃそうだ。ふと昨日の記憶がよみがえる。
そういえば『ああああああああ』の下に、『aaaaaaaa』ってアルファベットも出てた。
でも、さっき「あああああ」としゃべった時には、アルファベットは出なかった。
隣でオカルト好き同僚が、おもしろ半分に呪怨の伽椰子の
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」とかやっちゃってる。結果は、

『ああああああああ』
『aaaaaaaa』

ちょっとゾッとした。

63: となりのアオシバ 19/05/11(土)23:25:43 ID:ylw

>>17
これ書いた人音声認識使ったことないだろ

18: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:31:05 ID:J8g

『謎のアニメ』

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/13(金) 04:00:57.08 ID:AapBRwuQ0
前に偶然視聴した深夜アニメで今思い出してもぞっとするほどのシーンがあったんだが
ネットのオタク系の知り合いの誰に訊いてもそんなアニメ知らないって返事しか返ってこない
「けいおん」が流行りだすかどうかって頃の事

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/13(金) 04:02:20.74 ID:ptF3x7t8i
どんなアニメだよ

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/13(金) 04:16:52.84 ID:AapBRwuQ0
>>35
青っぽい制服だったから学園もの? なのかな。
男女それぞれ数名いたように記憶してる。
一人、凄く変なキャラクターがいたんだよ。
そいつの目が特徴的で、黒い髪の下についてる目が

・ ●

こんな感じに左右で大きさが全然違ってた。
左がやたらでかく右は胡麻粒ほど。
そいつの顔が突然どアップになって、そこそこ長い時間
次のシーンに切り替わらないまま画面にへばりついてた。
しばらくボーっと眺めたんだけど、不意に恐ろしくなってテレビの電源落とした。
でまあ、それを数人に聞いたんだが誰もそんなの知らないよって話ね

19: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:32:04 ID:J8g

『騙されないぞ』

飲み会終わって終電に乗った時の話。
帰宅ラッシュとは逆方向だったんで、めちゃめちゃ空いてた。
しばらくしたら車両に俺とくたびれたサラリーマン風おっさんの二人だけになった。
俺とそのおっさんはお互いそれぞれ車両の両端のシートに座ってた。
おっさんは気持ち良さそうに居眠りしてた。
相当疲れてるか、酔っ払ってたんだろう。
おれもちょっと眠かったから目を閉じた。
そしてモノの5~6秒経っただけで目を開けた。

おっさんの姿が目に入った。
おっさん、シートを俺の方へ一列移動してるように思えた。
結構酔ってたからかそんなことどーでも良かったんで、また俺は目を閉じた。
また数秒でなんか嫌な感じがして、目を開いた。
今度は確かにおっさんがまた一列こっちの方へ移動してた。
ちょっとやばいかもしれないと思って、
スリでもやらかしたらとっ捕まえて駅員に引き渡してやろうと思い、
俺は半目を開けて寝たフリをしてみた。
案の定、おっさんは俺が目を閉じたのを確認して立ち上がった。

こっちへ来るか?と思ったが、そうじゃなかった。
おっさん、そのまま車両の真ん中でクルクル回り始めたんだ。
で、回りながら
「騙されないぞ~騙されないぞ~狸寝入りなんかに騙されないぞ~」 ってつぶやき始めた。
さすがに俺もビビって、そのまま寝たフリをし続けて、次の停車駅で、
ドアが閉まる直前にすばやく立ち上がって逃げるように電車を降りた。
おっさんは追っては来なかった。
ただ、タクシー代も無くて2時間以上歩いて帰宅した。 最悪だった。

20: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:32:56 ID:J8g

『石の中』

石垣を作るため、山で石を拾っていると、積んだ石が二つに割れ、中から鼠の◯骸が出てきた。
石に穴などは無い。不思議に思って一緒にいた祖父に見せると、苦々しくこう言ったそうだ。
「そりゃ外道の生まれ変わりだ。出ることも動くこともできんまま、石の中で一生を生きるんだ」
そのまま、遠くへ捨ててくるように言われた。

21: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:33:43 ID:J8g

『月の直径』

みんな「月が直径3400km」って聞いても何も不思議がらないのが怖いんだ。
誰に言っても「ググれ」とか言われるのがオチだから黙ってたんだが、
月の直径は3400kmじゃあなかったんだよ。少なくとも昨日までは。

最初に気付いたのは10年以上前だったんだけど別に放っておいたんだ。
特に損も得も無いし・・。おおげさだけど墓場まで持っていくつもりだった。

最初は1年くらいだった。
そのくらい経ってふと気付くと10Kmとか20kmとか増えてるくらいだった。
月や星の科学誌が好きだったんだよ。
別に空を見て分かる大きさじゃないし、本やネットで調べてるだけだから。
技術が進歩して計測の誤差や本の誤植が修正されてるんだろうくらいに思ってた。

でもどんどん大きくなってるんだよ。確実に月の直径が増えている。
気付いてからは科学博物館に行って確認もしたし、NASAのページもチェックしている。
そういった「公的な記録」の中の月の直径が気付くたびに大きくなっているんだよ。
もちろん一般的な人は月の直径なんてよく分からない人の方が多いだろうと思うけど、
10年間も積もり積もって大きくなっているのは
100Km、200Kmの話じゃあ無いんだよ。そんな桁の話じゃあ無い。

でも大きくなってる事よりもっと怖いのは、誰もそれを認識していないっていう事だ。
みんな当たり前のように「月の直径は3474km」という事を受け入れている。

それで気付くたびに記録の中の月の直径が増えている。
なおかつ「昔からその大きさで計測されていた」事になってるんだよ。

27: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:38:20 ID:2Zs

>>21
これすここ

22: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:34:24 ID:J8g

『壁に怒鳴る男』

この前エレベーター乗ろうとしたらさ、男がいたのよ。後ろ向きで。
エレベーターに人がいても驚かないけど、後ろ向きで乗ってる人ははじめて見たからちょっと驚いた。
一瞬戸惑って乗ろうか迷ったんだけど、掲示物見てるとかだったら失礼だし…
みたいなつまらない気をつかって乗ったの。
なんかブツブツ言ってるから背中向けたくねえと思って壁を背にして横にポジションキープ。
となりちらっと見たら、直立姿勢のまま壁まで10cmくらいまで顔近づけてて憤怒の形相。
鬼のような顔ってのはあのことだね。

南無三!と唱えて早く一階に着くことを祈った。八階だから下まで結構時間かかる。
「だーかーらー、貴様が言うか!ボケェ!」「お、お、お俺のせいか!?あ!?」
ブツブツっていうかもう怒鳴ってるよね。まだ6階かよー…と一階一階嫌な汗かきながら数えてた。
ようやく一階についてそそくさと逃げたんだが、離れてからエレベーター見ると男はおりていない様子だった。

翌月くらいかな、またそいつに会った。今度は地下通路で壁と話してた。
それから頻繁にそいつを見るようになって、とうとう自分家の近所にまで現れた。
やばい、キチに狙われてる?と膝ガクガク。
たまたま友人と歩いてたときにそいつがいたから、「またいるよ、あいつ」と言ったところ友人が「誰?」と
そこで壁と話してるやつだよ、と言っても誰もいないじゃないか、と。
そこで初めてこの世のモノじゃねえ!と気づいた。
そういえば会社のエレベーターで見たときも残業で一時すぎてたしな、となんだか納得。
幽霊なら刺されることもないだろうと逆に安心した。

そしたら、とうとう家のドアの前に現れた。
ドアと話してるからドア開けられないし、一旦逃げようとコンビニへ。戻ったらいなかった。
次の日は家の中に現れた。冷蔵庫と話してた。
家には出ないと思ってたから、流石に怖くて、キッチンの塩ふってみたけど効果無し。
諦めて寝ようとしても怒鳴り声が煩くて眠れない。すっかり寝不足。
ムカついたから「うるせえんだよてめえ!消えろ!」と怒鳴りつけた。

次の日寝てたら顔のまん前に現れてブツブツブツブツ。精神的にかなり参ってたと思う。
「なんなんだよてめえ!俺がなにかしたのか?ふざけんなよ!」
とそいつが現れる度に怒鳴り合ってた。んでね、ある日それを友人に見られまして

「お前壁と話してたよ…」

と。ああ、なんか合点がいった。そういうことか、と。
直ぐ様病院へ行きました。精神病だと思ったんだよ。
結果は脳の血管がふさがってなんちゃらかんちゃらで、
バイパスが出来て助かったけど危なかったと言われました。
あれが幽霊なのか幻覚なのかは分からず仕舞いです。

23: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:35:50 ID:J8g

『昔自○者が出たっていうマンション』

イトコの話。
うちの近くには地域ではわりと有名な心霊スポットがいくつかあって、
その中に昔自○者が出たっていうマンション(アパート?)がある。
過疎化が進んでるもので、いまは誰も住んでなくて廃墟になってる(けどわりと綺麗)んだけど、
イトコが友達とそこに行ってきた。

その自○者が出たっていう部屋は一階にあるらしいんだけど、どの部屋かは分からないまま行ったらしい。
中に入ると並んでるドアのほとんどが鍵が掛かっているのか、開かない。
一ヶ所だけ鍵が掛かってない部屋があって、一通り回った後ビクビクしながら
そのドアを開けた…が、特に何もない。何も起きない。
拍子抜けして帰路に着く。

マンションを出てすぐ、ヤンキー集団とすれ違う。
「あいつらも肝試しかー」なんて思ってると、帰り際マンションの方から高い女の声の悲鳴が聞こえた。
「あれ?さっきすれ違った中に女の子いたんだっけ?」と思いつつ、車に乗り込み近くのコンビニへ。
しばらくコンビニで談笑していると、さっきすれ違ったヤンキー達もコンビニにやって来た。
…あれ?女の子がいない。
「そっちに女の子いなかった?」と何気なく聞いてみると、「最初からいないっスよ?」との返事…。
あれ?と思いつつも、同じ場所に行った親近感からか何となくヤンキー達と話が盛り上がり、
さっきのマンションの話が始まった。
イトコ達は「あのマンション、一部屋だけ入れたよねぇ?」とヤンキー達に尋ねた。

『は?』
「だから、一部屋だけ開いてたでしょ?中に入らなかったの?」
『いや、入ったけど…』
顔を見合わせるヤンキー達。

『俺ら入ったときは、一部屋だけ開かなかったんスよ。あとは全部開いてた』
イトコ達はそれを聞いて鳥肌が立ったそうです。

24: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:36:13 ID:2b1

嘘松って思っちゃうから何も怖くない

73: となりのアオシバ 19/05/12(日)00:13:32 ID:8Bg

>>24
かわいそう

25: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:36:46 ID:J8g

『夢遊病』

子供の頃少し夢遊病の気があった。
夜中に起き出して扉的なもの(扉だったり襖だったり洗濯機の蓋だったり)を
開けたり閉めたりを数回繰り返してまた布団に戻って寝るんだそうだ。
この時点ではそう怖くない(姉は怖かったらしいが)
半目で無表情だから寝ぼけてるですまされる範囲。
姉が今でも俺と一緒の部屋で寝たくないというのは、
何度かテレビの砂嵐をニヤニヤしながら観ていたのを目撃したから。
何が見えていたんだろうな

26: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:37:39 ID:J8g

『七不思議を調べて発表』

私が小学6年生の時のお話です。学校によって呼び方がちがうようですが、
『総合』という生徒がテーマ事に4~6人の班に別れて、テーマに沿った調べものをして、
それをまとめて発表するという学習がありました。
当時ぬ~べ~というアニメが流行っており、私たちの班はわが校の七不思議を調べ発表しました。

6年生の最後の発表会ということで、体育館に1年生から6年生まで全員を集めての大規模なもので、
ガチガチに緊張しながらも、私たちの班は発表を終えました。
他の班が発表を終えたときは、全校生徒からの大きな拍手が飛んでいたのに、
私たちの班がもらったのは、皆の不思議そうな顔とまばらな拍手でした。

テーマがやっぱり変だったかな?とか、他の班の発表をきいてるふりをしながらプチ反省会です。
発表会が終わった後に教室に戻り、感想を書いて、その流れで帰りのHRです。
私たちの担任はいわゆる子供に人気のおもしろい先生で、
この時間は今日あったおもしろい話等をしてくれるのですが、その話の主役が私たちの班でした。
「七不思議というおもしろいテーマをちゃんと発表できたのに、
6つしか見つけられなかったって締めかたは怖い話っぽくてよかった。
だけど、伝わらなくて皆ポカーンとしてたのが一番怖かった」
私たちの班員以外のクラスがドッとわきました。
訳がわかりませんでした。

話をまとめると、まず私たちの班は七不思議のうち6つしか見つけられませんでした。
そして、班員も丁度6人だったので、その6つを1人が1つ担当して発表し、
それだけしか見つけられなかったと発表を終えました。

ですが先生を含め、私たちの班員以外のクラスメイト、
おそらく全校生徒が7つの七不思議全てを聞いていたのです。
私たちは6つしか発表してないと主張しましたが、
また怖がらせようとしてと、最初は先生や皆も相手にしてくれませんでしたが、
私たちの必◯さと、ある一つの質問によって教室の空気が変わりました。

質問は「二回発表したのは誰?」。
6人の班が7つ不思議を発表しているというのですから、
発表を見ていたなら何人かは答えられて当然です。誰も答えられませんでした。
かろうじて答えられたものも「○○だったような」というもので、
ザワザワが大きくなり、幽霊だとかハイになる男子や
泣き出す女子が出たりして、クラスは混沌としました。
結局その日は私たちの勘違いということで解散となりましたが、
当然のように七不思議の話は禁止になりました。
ですが、そんなことが噂にならないわけもなく、学校では空前の七不思議ブームがおこりました。

ちなみに、最後の七不思議は「地下室の鏡は地獄に通じている」というものだったそうです。
ですが、我々が卒業した今では、
「七不思議を調べると不思議な体験をする」という内容にとって変わられたそうです。
息子から母校の七不思議を聞かされて、すごく不思議な気持ちになったので書き込ませてもらいました。

28: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:39:18 ID:J8g

『夜中に街を歩き回るのが趣味だった』

高校生の頃、夜中に街を歩き回るのが趣味だった。
当時、俺の住んでいた所は郊外の住宅街だったし、
夜中の2時~3時ともなれば出歩いていても、警察やら何やらに声を掛けられるという事は全くなく、
煩わしい事を考える必要がないその時間が俺は好きだった。

ある日、いつも通り夜の散歩に出かけていると、
月に2~3回程度、近くを通る公園の滑り台の踊り場の上に、
グレーのスーツを着たサラリーマン風の男が立っているのを見かけた。
男はこちらから見て斜め後ろを向いており、表情は見えなかった。
一瞬驚いたが、以前別の公園で、飲みすぎたのかベンチで眠りこけているサラリーマンを見かけた事があった為、
その類だろうと思い、その時は特に気に留めずに散歩を続けた。30分程して、そろそろ帰ろうと思い立った。
家まで帰るには行きに通った公園の、反対の脇を通る必要がある。
少々眠気を感じながら再び公園の前まで着くと、先程のサラリーマンがまだ滑り台の上で立っていた。

行きで通りかかった時から40分は経過している。
流石に驚き足を止めてそのサラリーマンを見てしまった。
男は行きの時と同じように斜め後ろを向いて立っており、身じろぎ一つしなかった。
背中に冷たい物がじわりと流れ出した。
早く家に帰ろうと思い立ち、公園の脇を通り過ぎた辺りまで歩いた時、ある事に気が付いた。
俺は行きの時とは反対の道路から歩いて来た。
それなのに何故男が行きと同じように斜め後ろを向いて立っているんだ?
全身の毛穴が開いていくのを感じた。
もうここから走って去った方がいい、そう思っているのに俺は公園の方を振り向いてしまった。
男は滑り台の上で斜め後ろを向いて立っていた。先程と同じように。
俺はたまらず走ってその場から逃げた。また振り向く勇気は俺にはなかった。
振り向いてもし男がこちらを見ていたら、その時はその状況は絶対に考えたくなかった。

もしかしたら幽霊の類ではなかったのかもしれない。
酔っ払いの悪ふざけか何かだったのかもしれない。
ただ俺は夜中の散歩でそれ以降、その公園の近くを通ることは二度となかった。

29: となりのアオシバ 19/05/11(土)22:39:21 ID:tY7

やっべーw追いつけねーや。でも読むで!!!!!!!

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